養殖のり生産量 兵庫県が２年連続で日本一

兵庫県の養殖のりの今シーズンの生産量は、昨シーズンより減少したものの、２年連続で佐賀県を上回り日本一となりました。

兵庫県によりますと、去年１２月から今月（５月）にかけて県内で養殖されたのりの生産量にあたる「販売枚数」は１２億３３８５万枚となり、昨シーズンを４８００万枚余り下回りました。
一方で、おととしまで１９年連続で日本一だった佐賀県では、雨が少なかった影響で有明海でのりの生育が悪く不作となり、販売枚数は９億８０００万枚余りとなりました。
この結果、今シーズンも兵庫県が佐賀県を上回り、２年連続で日本一となりました。
こうしたなか全国的にのりの生産量が減り、商社が競って買い進めた影響で、兵庫県ののりの「産出額」は、２６０億２３８３万円と過去最高を２年連続で更新し、こちらも２年連続で日本一となっています。
兵庫県の瀬戸内海では「栄養塩」と呼ばれる窒素など海水中の栄養分が不足し、のりの「色落ち」が課題となってきましたが、県はおととし管理計画を作り、県内の工場などから海水に窒素などが流れ込むよう取り組んでいます。
兵庫県漁連のり流通センターは「生産量は減っているので、日本一となったからといって喜んでばかりはいられない。価格の高騰による消費離れが懸念され、今後も誇れるのりが取れるよう努力します」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20240510/2020025172...

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